今回は、女優の中山美穂さんの宿命を鑑定していきたいと思います。
ミポリン…もう会えないなんて寂しいです…。
これからもっと輝いていく美穂さんを応援したかったですね…。
美穂さんの思い出を偲びながら、鑑定させていただきます。
中山美穂さんの陰占(運勢を占う)
美穂さんは春生まれの庚金の女性です。
年干にも庚金が透干していますね。
自身と同じ干は兄弟・姉妹を意味します。
つまり妹の中山忍さんですね。
地支同士を観ると年支の戌と日支の辰ですから、対冲の関係になっています
ということは納音の関係ですね。
納音は宇宙盤で正反対の位置にある干支同士の組み合わせです。
このことから「自分と妹は正反対の質がある」という状態ですと 宿命通りということになります。
でも実際はお二人とも芸能界でお仕事をされていましたから、正反対とは言えませんよね…。
そうですね。
ここだけでも宿命の姿とは違った現実だった、と言えますね。
更に忍さんは独身ですが、美穂さんもご離婚されて独身になりました。
そして美穂さんは海外から帰国されて、国内で活動を再開されました。
本来は正反対の二人なのに、どんどんと似ている二人になってしまったんですね。
まずここが1つの宿命の不消化のポイントになります。
中山美穂さんの六親法(十二親干法)
そして次に六親法(十二親干法)で人間関係を観てみましょう。
庚を生み出すのは己土ですが、美穂さんの宿命には己土はありませんので戊土が母親になります。
月干に透干していますね。
そして年支にも、月支にも、日支にもお母さんがいますね。
そうですね。
母親だらけの宿命ですね。
こういった宿命の場合は
「母に愛情を何倍も求める」
と観る事ができます。
でも実際には小さい頃から叔母さん夫婦に預けられていたんですよね?
そのようですね。
叔母さんご夫婦が愛情深い方達だったので、助けられた部分は多かったと思います。
この戊土は龍高星ですが、龍高星は実母を含む面倒を見てくれる年上の人という意味合いです。
そして父親は戊土の干合相手、癸水になります。
日支に癸水がありますね。
そして子供は庚金が生み出すものですから、こちらも癸水になります。
次に夫は庚の干合相手の乙木です。
日支に乙木がありますね。
日支に六親が集中している人体図になります。
そして年干支と日干支は納音の関係ですから、日支の人物は対冲に遭っています。
つまり美穂さんは六親と縁が薄いところがありますね。
中山美穂さんの陽占/人体図(性格を占う)
次に人体図を観てみましょう。
主星は魅力本能の星、禄存星です。
人気商売にはぴったりの星なんですよね。
そして禄存星は父親の星です。
父親の星が主星で一番大切な星ですが、父親は自分が3歳の頃に離婚してしまいました。
その後母親が再婚して義父ができましたが、義父は龍高星ですから主星の禄存星の消化が難しくなります。
父親が必要な人体図ですが、父親と縁が薄かったのです。
そして中学一年生の頃、原宿でスカウトされてとんとん拍子でデビュー。
トップアイドルの座に上り詰めました。
美穂さんの陰占を観てみると、土性が多い宿命ですから埋金の状態になっています。
土の中に埋まった刃物ですから、本来ですとこれは下格の宿命です。
では、どうやって生きれば良かったんですか?
下格の場合は下積みの苦労が必要です。
若いうちから花を咲かせてしまうと、運勢がおかしくなってしまうのです。
中山忍さんの陰占(運勢を占う)
妹の中山忍さんの宿命を観てみましょう。
冬生まれの甲木の女性ですね。
そして宿命に水が多いですね。
子丑の支合で変化させると、印綬格の破格の宿命になります。
更に忍さんは地支連珠格をお持ちです。
これは地運に恵まれる運勢を持っている、という事になります。
運勢が強いって事ですか?
そうですね。
自分自身の努力によって、夢が叶うという意味合いがあります。
更に八専禄旺格もお持ちで、非常に丈夫な身体を与えられていると観ます
お二人の宿命を比べた場合、忍さんの方が上格です。
ですが現実は美穂さんの方が先にデビューして、忍さんは姉の後を追いかける形でデビューしました。
宿命とは逆の姿になってしまったんですね。
忍さんは、生年中殺・生月中殺・生日中殺をお持ちです。
つまり宿命全中殺をお持ちです。
宿命全部が虚ですから、芸能界に向かれますね。
そうですね。
そして生年中殺ですから親縁なし、生月中殺ですから家系と縁がない宿命です。
つまり忍さんの場合は、親と縁がなくても宿命通りという事になります。
親がいない事が忍さんの場合は、自分の運勢にとってプラスに働くという事ですね。
そういう事になります。
世間一般の常識で言えば親がいない方が不幸だと考えられますが、算命学では親縁がない方が良い、というケースも沢山あります。
中山美穂さんと中山忍さんの宇宙盤
お二人の宇宙盤も出してみました。
忍さんの三角形が随分小さいですね!
どこにあるのか一瞬分からなかったです。
美穂さんも小さめの三角形ですが、忍さんはもっと小さいですね。
忍さんは宿命に支合もありますから、ご自分の好きな事しか仕事に出来ないタイプです。
こういったタイプの方は、一芸に秀でるように技術を磨くと良いですよ。
会社員には向かないタイプです。
人体図は美穂さんと星が似ていますね。
中央が禄存・司禄で、玉堂・龍高が3つというのも同じですね。
5つあるうち4つの本能が同じ星ですから、これはお互いがよく分かり合えるという事になります。
しかも日支に美穂さんがいますから、これはご縁が深いという事になります。
美穂さんの人体図(陽占)は相剋だらけ
美穂さんの人体図に戻りますが、主星の禄存星を囲む全ての星が、主星と相剋の関係になっています。
主星が孤立した状態になっていますね。
こういった方は周囲に心をなかなか許せないので、ストレスが溜まりやすいんですね。
個人活動が向くタイプとも言えます。
中山美穂さんの後天運(大運)
大運を観ると、現在は第5旬目で癸酉が廻っています。
癸水は美穂さんにとって、父親と子供の干になります。
父親と子供の件に関して、結論が出る10年という事になります。
もし未消化な部分があれば、その部分が災いとなって現れます。
大運天中殺に突入していますね。
調舒星中殺と鳳閣星中殺ですから、寿命中殺でもあります。
父親と子供の件に関して、未消化な部分があると寿命が危ない、と読み取る事ができます。
加えて元々宿命に納音と半会がありますから、突発事故が起こりやすい宿命とも言えます。
いろいろな事が重なってしまったんですね…。
やはり本来ですと若いうちは芽が出にくい宿命であったにも関わらず、早くスポットライトを浴びてしまったため、中年期以降で咲き続ける事が難しくなってしまったのではないかと思います。
宿命通りに生きるって、なかなか難しい事なんですよ…。
自分一人で生きている訳ではないので、家族の人生にも左右されますから…。
運勢は自分一人では出来ないって、本当に痛感しますね…。