ショッピングの女王でおなじみの小説家、中村うさぎさんの鑑定です。
私の世代ですと、ファンタジー系ラノベ黎明期の女王のイメージなんですが…。
(と言うか当時はラノベって表現すらしていなかったような)
「私、シャネルを着ているのに水道を止められているのよ。」
という話を当時の編集担当の方にしたら
「それ、面白いです!」
という流れで連載が始まったと言う事らしいですね。
さて、うさぎさんはどんな宿命なのでしょうか?
中村うさぎさんは日座中殺の宿命です
うさぎさんは春の草花の女性です。
日干支の乙亥は日座中殺です。
甲戌・乙亥は日座中殺といって、宿命自体が天中殺の意味合いを持ちます。
また、色々な事柄に対して「物事の終わり」「まとめの段階のとき」に欠点・欠陥が出ます。
物事のまとめが上手くできないのです。
うさぎさんの著書、「ゴクドーくん漫遊記」は現在に至っても連載が完結していないのですが、それもうさぎさんが日座中殺をお持ちですから、必然の流れだったのかもしれませんね。
うさぎさん自身は今まで続きを書こうと何度か筆を持ったようですが、
「ラノベ脳がどこかにいってしまって書けなかった」
とおっしゃっていました。
日座をお持ちのうさぎさんですから、それでよかったのかもしれません。
物事のまとめを他人に委ねるのも一つの方法ですから、うさぎ先生は原案を作って、その内容をどなたかが代筆…というのも一つの方法ですね。
(先生自身が納得できる方法かは分かりませんが…)
また、日座中殺は日干支が不自然・異常な状態になると観ますので、配偶者との関係が不自然になるとも言い換えられます。
うさぎさんはご結婚されて配偶者がいらっしゃいますが、LGBTの男性と
「お互いに恋愛は自由。でも家の中に恋愛を持ちこまない」
というルールでご結婚されました。
「それって偽装結婚なのでは?」
と、当時は世間から色々と厳しいことを言われたそうですが、うさぎさんにとっては宿命通りなのです。
だから上手くいく、とも言い換えられます。
ご結婚は相手があっての事なので、お相手の命式を拝見しないことには詳しい事は分かりませんが、少なくともうさぎさん側からしたら宿命通りの結婚の形という事なのです。
また、陰占での特徴は、干支双連格をお持ちです。
この格は、ご自身の運勢と家族の運勢が比例する性質があります。
一家揃って同じ仕事(自営業とか)をされると、この格を活かすことができます。
ただしご本人の運勢に周囲も巻き込まれる形になりますので、場合によっては大変(責任重大)かもしれませんね。
中村うさぎさんの財の星は壊れています
陽占の主星は石門星です。
石門星は集団作り・コミュニティ作りが得意な星です。
また、石門星+天将星は政治家の星と言われ、政治家の素質があります。
そして石門星が南にもありますので、貫索星の質(頑固)が加わります。
うさぎさんは物書きのお仕事をされているので、鳳閣・調舒があるかな?と思ったのですがありませんでした。
(蔵干には両方あります)
蔵干にあるのは「隠れた才能」と表現します。
でも陽占で出てくる星を消化するのが優先です。
司禄星が東と南にあります。
この星は蓄財の星で、とても家庭的な星です。
そしてこの星が2つとも壊れています。
破財局と曲財局をお持ちです。
(しかも一番作用が大きい石門と司禄の七殺の相剋)
破財局はお金がかかる趣味を持っていたりして、周囲から見るとつまらない事に対して大金を使ったり、衝動買いをしたりという性質が見られます。
そして身強の方が強く出ます。
うさぎさんは中年期に天将星をお持ちですので、強く作用します。
曲財局は相場師の性質を持った局です。
ギャンブル等、お金がドカンと入ったと思ったらドカンと出ていくような、そんな性質です。
「それじゃあ曲財局を持って人は、皆ギャンブル好きなの?」
という疑問が湧き上がってくるかもしれませんが、それは必ずしもそうとは限りません。
財(禄存・司禄)を剋す福(貫索・石門)が、本人にとって満足した状態であれば、その作用は出てきません。
福とは主に人間関係、特に家庭における人間関係に該当します。
家族との人間関係がうまくいっていれば、ギャンブル等に走る事もない…と観るのです。
うさぎさんは陽占で西(配偶者の場所)の玉堂星が、唯一ご自身の主星の石門星と相生の関係になっています。
配偶者と一緒にいる時だけは心がやすらぐのです。
うさぎさんにとって、配偶者はご自身のお金の使い方をコントロールする上では重要な人物です。
中村うさぎさんは虚気の姿になる大運でご結婚されています
うさぎさんはご自身の干合相手の庚金が回る大運でご結婚されました。
そうすると乙木は干合変化して辛金に変化します。
完全に干合すると虚気の姿になり、その姿を実際の自分と思い込んで生きていきます。
人間が一番簡単に虚の姿になれるのは、お酒を飲んで酔った状態になる事ですが、うさぎさんの場合それが買い物(ハイブランドを身にまとう事で自分がお金持ちになったと錯覚できる)、ホスト(自分を持ち上げてくれる男性に貢ぐことによって、自分自身の価値が上がったかのように錯覚できる)、美容整形(本当の自分ではない自分の姿に変化できる)の方に向いてしまったのかな…と思いました。
うさぎさんが入院された2013年は、うさぎさんにとって大運天中殺の真っ最中の出来事でした。
2025年までですので、そろそろ終わり際に差し掛かっています。
天中殺は入り際と終わり際が要注意の期間ですので、しばらくの間は気を引き締めて過ごしていただけたら、と思います。
これからもうさぎさんのご活躍を応援しております!
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