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★☆☆(レベル1:算命学初心者にもお勧め)
文字数:おおよそ12,000文字
図表等の画像枚数:25枚(装飾用の画像を除く)
- 日干甲木の十大主星(10種類の説明)
- 日干乙木の十大主星(10種類の説明)
- 十干の器を考慮した性格診断(日干甲木:松本人志さん)
- 十干の器を考慮した性格診断(日干乙木:光浦靖子さん)
今回は日干甲木と乙木の方の十大主星の、性質についてお話しします。
十大主星って日干によって性質が違うという事ですか?
はい、そうなんです。
もちろん貫索星・石門星は守備本能の星という基本的な性質は変わらないのですが、入っている器によって発揮の仕方が微妙に変わってくるんですね。
器(うつわ)ですか?
入れ物が違うってどういう意味でしょうか?
まずはその部分から解説致しますね。
下の図をご覧ください。
五行の相生・相剋図です。
木性を中心として見た場合の図になります。
例えば木性である甲木が生じるものは、木生火ですから火性(丙火・丁火)になります。
丙火が鳳閣星で丁火が調舒星になりますね。
一番スタンダードな相生・相剋の図ですね。
では次に土性である戊土を中心として見た図を表示します。
土性が中心ですから、自分が生み出すものは土生金と金性になりますね。
つまり庚金が鳳閣星で辛金が調舒星になりますね。
同じ鳳閣星・調舒星でも火性から出るのと、金性から出るので違いがあるという事ですね。
そうなんです。
同じ鳳閣星でも丙火の器に入った鳳閣星と、庚金の器に入った鳳閣星では鳳閣星の性質の現れ方が微妙に違ってくるんですね。
貫索星だと自分と比和(同じ)十干から出ますから、貫索星でも厳密に言うと10種類の貫索星が存在するという事ですね。
と言うことは十大主星は10種類×10種類の器がありますから、100通りの十大主星があるって事になりますね!
そうなんですよ。
沢山あって覚えるのが大変だと思いますが、基本的な十干の性質を覚えておけば応用が効きますから、丸暗記しようとするよりは「考え方を覚える」イメージです。
算命学は基本的にそのような学習方法で習得していく学問です。
今回に限らず色々な勉強のテーマがありますが、全て丸暗記するというよりは「まず基本を覚えて、その考え方を色んなテーマに応用させていく」のがポイントです。
全部丸暗記だと定規杓子な答えしか導き出せなくなってしまいます。
難しそうだけど、頑張ってみます!
日干甲木の十大主星
日干甲木の貫索星(器:甲木)
自然界の姿:樹木
性質:直、上に向かってまっすぐに伸びる
甲木の器に入った甲木、つまり貫索星が出ますね。
これは一番貫索星らしい貫索星といえます。
どんな特徴がありますか?
ストレートな頑固さがありますから、他人から見ても
「あの人は頑固だからね…。」
と、頑固さがはっきり分かります。
また自分も頑固である事を隠そうとしません。
ひたすら直進するのが得意ですから、後戻りするのは苦手です。
不器用って事になりますね。
そして甲木ですから少しずつ成長しますので、動きはあまりありません。
その場にじっとして何かをひたすら守りぬくような、そんな姿ですね。
樹木ですから、ポキッと折れてしまうと大変ですね。
そうですね。
大きく育ってから折れると復活するのが大変ですから、若いうちに挫折を経験した方が良いと言われています。
また天干に甲木が複数あると、倒れにくいしっかりとした貫索星になります。
樹木が何本も生い茂るので、衝撃に強くなって倒れにくくなると言う事ですね。
また樹木は生物で側には生き物が集まってきやすい性質がありますから、頑固だけど人間的に暖かい人、孤独ではない頑固とも言えますね。
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