

干支番号1番、甲子(こうぼくのね)の性質や性格を解説いたします。
甲子は真冬の水の上にある樹木
甲子は真冬の枯れた樹木です。
子は真冬ですから、凍った水に浸かった樹木とも言えます。
樹木にとっては厳しい環境とも言えます。
ただひたすらに寒さに耐えている状態です。
冬ですから当然葉は全て枯れ落ちて枝も痩せ細り、成長はストップしている状態です。
(死木という表現もします)
地表から出ている部分は枯れたように見えますが、地中ではじっと春に向けての準備を着々と進めています。
これらの事から、「忍耐力がある・粘り強い」と観る事ができます。
冬の樹木には乾いた土が必要
水性の旺地の子月ですから、水を抑えてくれる土性が命式の他にあると助かります。
特に未土(暖かくて乾いた土)があると助かるのです。
既に子水がありますので、他(年干支・月干支)にあまり水性が多すぎると厳しい状況になります。
(浮木と言います)
水性は甲木から見ると、玉堂星・龍高星になります。
他に水性が多すぎる宿命ですと、玉堂星・龍高星が忌神になります。
これは習得本能の星ですから、「勉強で苦労する」とか、人物に例えると母親や育ての親を意味しますから、これらの人物の事で苦労すると見る事ができます。
命式に午があると波乱万丈の人生になります

子と対冲の関係にある午や、庚金が命式内にあると、波乱万丈な人生になります。
子と午は散法の中でも破壊力が一番大きい対冲の関係になります。
対冲は全部で6種類の組み合わせがありますが、その中でも季節の中心同士の対立、子午と卯酉の冲動は破壊力が最大です。
そしてその2つの中でも、陽同士の火と水の対立である子と午の組み合わせは、冲動の中でもナンバーワンの破壊力を持ちます。

命式の中(年支か月支)に午があると、配偶者の場所がやられますから、
「結婚運があまり宜しくない」
「配偶者のことで苦労する」
と観る事ができますね。
庚金が天干に透干していると、甲木とは七殺の関係になりますから、
「真冬の枯れた樹木なのに、斧で切り倒される」
と観て波乱が多くなります。

命式に庚午がある場合は、天剋地冲の関係になりますから特に波乱万丈になります。
戊午も天剋地冲の関係になりますが、甲木から観て戊土は剋す側ですから、庚金(剋される)よりは波乱の度合いは幾分弱くなります。
甲子は初代運の質を持つ
また甲子は六十花甲子の一番目ですから、初代運的な運勢になります。
甲木から子をみると、天恍星が出ます。
天恍星は離郷を意味します。

甲子に限らず、天恍星をお持ちの方は実家を離れた方が運気が上がりますね。
実家から遠く離れるほど良いですから、海外に向かわれたりするのも宜しいでしょう。
甲子を日干支にお持ちの方は戌亥天中殺になりますので、実家を離れて自力で生きていく事で開運します。
また子の本元からは玉堂星が出ますので、母性本能が豊かな方でもあります。
甲子と他の干支との関係
干支 | 関係 |
---|---|
甲子 | 律音 |
甲午 | 納音 |
甲辰・甲申 | 大半会 |
庚午・戊午 | 天剋地冲 |
己丑 | 干合支合 |
日干支が甲子の有名人
日干支が甲子の有名人(男性)
- 東谷義和(ガーシー)さん(実業家・YouTuber)
- カルロス・ゴーンさん(実業家)
- 藤岡 弘さん(俳優・タレント)
- 田中裕二さん(爆笑問題/お笑い芸人)
- 石野卓球さん(電気グルーヴ/ミュージシャン)
- ディーン・フジオカさん(俳優・シンガーソングライター)
- TERUさん(GLAY/ミュージシャン・歌手)
- 手越祐也さん(元NEWS/歌手・タレント)
日干支が甲子の有名人(女性)
- 工藤静香さん(歌手・女優・デザイナー・画家)
- 羽野晶紀さん(実業家)
- 林下詩美さん(プロレスラー)
- 美保 純さん(女優・タレント)
- 樋口可南子さん(女優)
- ビビアン・スーさん(歌手・女優・タレント)
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