身強・身中・身弱、それぞれに合った生き方が知りたい人
身強・身中・身弱ってどんな意味?
そもそも身強・身中・身弱ってどういう意味なのかな?
体が強いと弱いとか、そういう事?
確かに漢字だけ見るとそんなイメージよね。
簡単に言えば
「エネルギーが強いか・弱いか」
って事なんだけど…。
じゃあ身強の人は体力がいっぱいあって、身弱の人はひ弱なの?
そこはイコールではないのよね。
身強の人でも体力が少ない人もいるし、その逆もあるしね。
幾つか意味合いがあるのだけれど、分かりやすく表にまとめてみるわ。
身強 | 身弱 |
---|---|
エネルギーが多い | エネルギーが少ない |
気が強い | 気が弱い |
現実面に強い | 精神面に強い |
忙しい環境に向いている | 忙しすぎる環境には向かない |
積極的 | 受動的 |
人情家 | 理性的(情に左右されない) |
思っていたのとちょっと違う部分もあるかも…?
何となく身強の方が良さそうで、身弱は損な立ち回り…?みたいなイメージがあるかもしれないけれど、決してそんな事はないのよ。
喧嘩したら身強が勝つの?と思われるかもしれないけれど、身弱の方が強いケースも沢山あります。
そもそもエネルギーって何?
エネルギーって目に見えないものだし、何だか理解しにくいんだけど…。
車に例えるとガソリンかな。
身強は生まれてくる時にガソリンを沢山持って生まれてきているから、身弱や身中の人より沢山走らなくちゃならないのよ。
あ、なるほど。
何かわかりやすい例えですね。
身弱の人はガソリンが少ないから、最初から全力疾走していたらレース(人生)の途中でガス欠になってしまいます。
だから上手く力を抜いて、他人の力も借りつつ要領よく生きていく生き方が向いているのよ。
じゃあ身強の人がダラダラしていたらどうなるの?
エネルギーが消化不良を起こして、運勢が伸びなくなってしまうのよ。
算命学は持って生まれたものは使っていかなくてはならないという考えなので、宿命にそむいて生きているって事になってしまうの。
身強って結構大変なんですね〜。
えむりんちゃんは最身強(天禄・天南持ち)だから、そりゃあもう大変よ!
パワフルに逞しく生きていってね♪
はい………。
身強・身弱に合った生き方とは
エネルギーが多いと言う事は、エネルギッシュな生き方が向いています。
女性だったらフルタイムで仕事をして、家族も大勢いて、PTA活動や趣味の活動にも積極的に参加するような生き方です。
身強の女性が専業主婦ですと、なかなかエネルギーを消化しきれません。
そして身強なのに過保護に育つと、エネルギーが消化不良を起こして病気になったりします。
それは肉体に影響が出るか、精神に影響が出るかどちらかは分かりませんが、身強の人の方が精神的に打たれ弱いのでうつ病等の精神の病気に弱いのは身強の方です。
身強のお子さんには何でもあれこれやってあげるような、過保護な育て方は向いていません。
それに対して身弱は持って生まれたエネルギーが少ない訳ですから、忙しい環境には向きません。
そのような環境に身を置くと潰れてしまいます。
ですから身弱のお子さんには多少過保護なくらいでちょうど良いのです。
身弱のお子さんは厳しく育て過ぎると伸びません。
算命学では子供を平等に育てる必要はないと考えます。
身強の子供と身弱の子供では、育て方が違って当然なのです。
では身弱はそんな生き方が向くのかと言うと…、自分でそんなにあれもこれも出来ない訳ですから、例えば人にお願いしたり、やり方を工夫したりする事が得意です。
要するに要領が良いのです。
また、物事の初めに特に身弱の特徴が強く出ます。
エネルギーが少ないので、最初から飛ばしてしまうと後が続きません。
なので新しい環境・人間関係の中にいる場合は周囲の様子を伺っています。
状況が分かってくると、自分なりのやり方・対処法で対応できるようになってきますので、気の弱さは目立たなくなります。
最初からガンガン飛ばしていく身強に比べると、スマートなやり方ですね。
次は「身強は現実面に強く、身弱は精神面に強い。」という部分ですが…。
現実面とはお金や物品等、また時間も現実にカテゴリされます。
それらで苦労すると身強のエネルギーは消化されます。
肉体も現実ですので、病気に強いのも身強です。
身強の特徴からして…、身強で体力が少ない人ってしんどいんじゃないですか?
実はそうなのよ。
体を動かさないといけないのに、体力がないのはしんどいわよね。
実際身強の人は病気になる事でエネルギーを消化している…というケースもままあります。
え〜っ、それは大変ですね…。
身弱は精神面に強い…、つまり精神を鍛えなさいと言われている訳です。
精神を鍛えると言っても「どうすれば?」と思われるかもしれませんね。
現実的な苦労は目に見える分わかりやすいかもしれませんが、精神的な苦労と言いますと…。
例えば失恋して思い悩むのは精神の修行ですね。
いじめに遭って苦しむのも精神の修行です。
そう言う苦労をして磨かれるのが身弱なのです。
いじめに対して打たれ強いのは、身強ではなくて身弱です。
そして情に流されないのも身弱の特徴です。
精神が強いと言う事は、簡単に相手の感情に振り回されたりしないのです。
反対に身強は情に脆いのです。
身強の人が身弱の人に情に訴えたところで、相手には全く響かないのです。
確かに色々と聞いてみると、「身強=何でも強い」という訳じゃないんだなって思えてきました。
身強と身弱がバトルしても、戦いのアプローチの仕方が違うって意味で、決して身強が強くて身強がいつも勝つ…みたいな事ではないのよね。
それでは身中は?
身強と身弱は何となく分かりましたけど…、じゃあ身中はどうなんでしょう?
文字通り、身強でも身弱でもなくその中間に位置するエネルギーを持っています。
現実と精神、どちらにも偏りすぎていませんので、現実面の苦労ばかりしていてもいけないし、精神的な苦労ばかりしていてもいけません。
身強と身弱は住む世界が違いますので、なかなかお互いを理解し合う事は難しいのですが、身中はどちらにも合わせられます。
そういった意味から、身中はこの世で生きやすいとも言えます。
そして算命学は中庸(どちらにも偏りすぎない、中正であること)である事を尊びます。
だからと言って、「身中が一番良い!」という意味ではありませんので悪しからず…。
そういう性質である、と言うだけの事です。
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