【算命学ブログ鑑定】宿命中殺と宿命天剋地冲を持つ甥っ子の宿命

今回はevelyn様からの鑑定依頼です。

いつもでしたら鑑定版を載せるのですが、今回はご本人様からのご依頼ではない為、こちらの判断で非公開とさせていただきました。
ご了承くださいね。

甥っ子さんは寅月（春）生まれの戊土の男性です。
戊土や己土の方は「何を育てるか？」でご自分の価値が決まってきます。

そして土性は成長するのに長い年月がかかります。
一朝一夕とはいかない人生ですから、焦らずに少しずつ努力を積み重ねていかれてくださいね。

天干に甲木と癸水か透干しています。
第二守護神と第三守護神ですから、有難いものが透干している事になりますね。

第一守護神も地支にちゃんとあります。
どちらかというと上格寄りの宿命です。

主星は貫索星です。
守備本能の星ですから、基本的に平和思考ですね。

貫索星が西にもあります。
そして貫索星が極の星（人生の目的）にもなっていますから、大切な星ですね。

車騎星もありますから、基本的に個人プレーの方が得意なタイプと出ています。
五本能は調舒星が0ですが他は全て持っていますので、器用なタイプだと思います。

年支に未土もありますしね。
未土がある人は器用なんですよ。

ハイ、任せてください（笑）
甥っ子さんの場合は月干支と日干支の天剋地冲ですね。

日干支と絡んだ天剋地冲の場合、日支は配偶者の場所ですから結婚して配偶者を得るまでは現象があまりはっきりとは現れにくいという特徴があります。

全くないわけではないのですが、暖簾に腕押し状態といった感じになります。

配偶者と家系の場所が喧嘩していますから、家系と全くカラーが異なる配偶者を貰うとか、そういった可能性がありますね。

また「分家運」という意味合いもあります。

月支は物事のプロセス、通過地点とか「立地」「現在」の意味合いがあります。
日支は物事の結果の蓄積の場所、「過去」の意味合いがあります。

自分自身の立地が細かく分散されていますので、住まいや職場に安定しづらいものをお持ちです。

はい、その通りです。
言い方を変えると住まいや職場がしょっちゅう変わっても運勢は落ちないとも言えますね。
それが宿命通りですから。

そして日支は過去の蓄積の場所ですから、仕事のスキルとかそういったものも日支に蓄積されていきます。
その部分が細かく分散されているますから「色々な仕事の経験を持てる」と言えます。

1つの仕事を長くするタイプではなく、「色々なスキルを持っていて器用な人」とも言えますね。

そうでしょう？
冲動は良くないものと決め付けられているイメージが非常に多いのですが、実際はそんなことはありません。

ただ「結婚」などはお互いに一緒になるのが目的ですから、分離の運気（冲動に代表される散法）の時は避けるのが基本という事になりますけどね。

合法が良くて散法が悪いとか、そんな単純な事ではないのです。
合法も時と場合によっては悪く出る場合も沢山あります。

月干支は家系の場所とか、子供の場所の意味合いがあります。
よって自分の家系と縁が薄くなります。

言い方を変えると「家系に縛られず自分の自由に生きてこそ宿命通り」という事になります。

寅卯天中殺は本来家系の後継ぎの宿命です。
その意味合いが生月中殺によって、後継から他家に出て他家を発展させる要素が強まります。

いわゆる養子的な意味合いが出てくるのですが、跡を継いで発展させるのは何も家系だけとは限らないのです。

例えば就職した会社でトップになって盛り立てていくとか、そういった消化の仕方もあるんですよ。

大昔と違って自営業者よりも会社員の方が多いわけですからね。
天中殺とかでもよく言われる「跡とり」が、必ずしも必要ないケースも沢山あるわけです。

親が会社員で賃貸暮らしとなれば、受け継ぐものはせいぜい親の貯金程度しかないとか、普通にありますよね。
その辺は柔軟に考えていただければと思います。

これでですね、ちゃんと方法があるんですよ。
宿命中殺があっても引き継げる方法があるのです。

もし甥っ子さんが大きくなってそのような事態が起こった場合、またご連絡いただければその方法をお伝えいたしますね。

結婚する際に親の反対に合いやすかったり、親のせいで婚期がずれてしまったりとか、そのような現象が起こりやすいと言われています。

また親の目から見て
「この子はちょっと変わっているな…」
「この子は他の子よりも心配な事が多い」
などと思われる場合があります。

対策としては結婚後は親と離れて暮らす事です。
生月中殺もありますから、どっちみち「親と離れて暮らした方が良い」という事になりますね。

家を出た方が良いとは言ってもそれを直接ご本人に伝えることがないようにしてくださいね。
「占いを理由に自分を追い出そうとしている」
と思われてしまいますから。

ご本人の自然な自立に任せて、周囲は暖かく見守って差し上げてくださいね。