
始めに、「十大主星って鑑定版のどこにある星の事?」という方は、是非こちらの貫索星の記事の冒頭をお読みくださいね!
司禄星は身内を大切にする星
魅力本能の陰の星が司禄星です。
禄存星は陽の星ですから、気持ちが外側に向かいます。
皆んなに親切にする、分かりやすく派手な星ですが、司禄星は陰の星なのでその対象が内側に向かいます。
愛情をかける対象が、自分の家族・身内に限定されます。

身内贔屓(びいき)の星…と言っても差し支えないかな、と思います。

同じ魅力本能の星でも、印象が大分違いますね…。

だから身内以外の人から見ると
「あの人、いつもそっけない(愛想がない)な…。」
と思われることもあるわね。
身内以外からは
「とっつきにくい人、ちょっと怖い人…」
と思われる事もあるかもしれないですね。

塩対応ってやつですね…。
司禄星はとても家庭的な星
身内を大切にする…というところから、とても家庭的な星とも言えます。
(十大主星で家庭的な星…と言ったら、司禄星と牽牛星です)
家の事をしっかりする…という意味で、司禄星の方は身の回りをきちんと整理整頓されてくださいね。
汚れた家では運気が落ちてしまいます。
ただ、家庭的=それが必ずしも良いことであるとは限らない…と、算命学では考えられています。
例えば自分が家庭的でも、結婚相手が家庭的でなかったりすると、一緒に生活していく中で段々と不満が募っていきます。
家庭的な人は家庭的な相手と、非家庭的な人は非家庭的な相手と一緒になった方が無理がなく、上手くいくのです。
また、「身内」というのは何も親族に限ったことではありません。
例えば友達の中でも、自分と親しい友人(いわゆる親友ですね)とそれ程でもない友人をはっきりと線引きして区別します。

うわ、それってめっちゃ女子学生あるあるな感じですよね…。

そうよねぇ〜。
女子って群れたがる傾向があるからねぇ…。
陰の星=女性的って意味からしてもなるほどねって感じよね。
司禄星は地道に信用を築く星

他にも司禄星にはコツコツと努力した後に信用(信頼)を築く、という意味があります。
非常に真面目で堅実な質を持ちます。
コツコツ積み重ねることで良さが発揮される星ですので、星の良さを体現できるようになるには長い年月がかかります。
ですから若いうちには表面上に良さが出てこないかもしれませんが、メゲずに努力を積み重ねて下さいね。
また、司禄星には蓄財という意味合いもあります。
禄存星は財を回転させて増やす星ですが、司禄星はコツコツと貯金して財を大きくする星です。
ですから司禄星の人が一発ドカンと当てようとする生き方をするのは、宿命から外れてしまうのでやってはいけません。

お金に堅実…言い方を変えると「ケチ」とも言えますけどね。
節約大好き!なのは司禄星がある人です。

「今日は○○スーパーで油が安いから、スーパーをはしごしなくちゃ!」
とか言っている主婦の人みたいなイメージですね♪

そうそう、そんなイメージかもしれないわね。
ちなみに私なんて、禄存星が3つもあるからなのか
「節約なんて面倒くさくてやってらんないわ!」
って感じなのよ〜。
節約に微塵も興味がない感じで…。
「金は使って増やせ!」
がモットーよ♪
算命学って本当に良く当たるわね!

そ…、そうですね…?

あと、皆んなで食事に行ってワリカンする時に、1円単位できっちり分けようとするのも司禄星の人の特徴かもしれないわね。

あ〜、なるほど〜…。
すごい現実思考というか…。
よく言えば財布の紐が硬いわけですね。

そうなのよ。
でもそれが決して良い悪いとは算命学では断じていなくて、そういう星の性質って事なのよね。
司禄星は堅実で地道な努力によって花開く星

司禄星は禄存星のような派手さはないので、地味に感じられるかもしれませんね。
でも言い方を変えると落ち着きがある人…とも見ることができます。
経験を積み重ねていく事で色々な事を学び、吸収していきます。
勉強でも仕事でも家事でも、丁寧に経験を積み重ねていくと大成します。
また、一度失敗したことは絶対に失敗しないようにする質があります。
とても堅実で現実的なのです。

司禄星は算命学では最も尊ばれる星です。
算命学では中庸であることが良いとされていますから、司禄星のようにバランスを考えて目標に向かって地道に努力をするという姿勢が大切である、という事なんだと思います。
司禄星は妻の星
また、司禄星は人物に例えると妻になります。
鑑定版の中に司禄星が沢山ある男性の場合…、「結婚相手が複数いる・何回も結婚する」このように観る場合もあります。
でも必ずそうなると言っているのではありません。
それは鑑定版の他の部分を観ないと分かりません。
司禄星の場所による現れ方
十大主星は、人体図の5つの場所(北・東・南・西・中央)の何処にあるかによって、星の意味合いが微妙に変化します。
方向 | 本能 | 場所 | 人物 |
---|---|---|---|
北 | 習得本能 | 過去・人生観(精神) | 親・目上の人(上司・先輩) |
東 | 守備本能 | 社会・仕事(現実) | 母親・姉兄・友人・同僚・恋人 |
南 | 伝達本能 | 未来・大衆・娯楽・遊び(精神) | 子供・部下・弟子・後輩 |
西 | 攻撃本能 | 家庭・身内(現実) | 配偶者・弟妹・補佐役・支持者 |
中央 | 魅力本能 | 現在・自分の立地(精神+現実) | 自分 |
人体図の北に司禄星がある場合
北は習得本能の場所です。
北に司禄星がある方がお勉強で成果を出そうと思ったら、テスト前の一夜漬けは絶対にダメです。
司禄星はコツコツと少しずつ知識を蓄積する事によって花開く星です。
毎日少しずつでも良いので、継続してお勉強する時間をとるようにして下さいね。
また北はとても暗くて外からはなかなか分かりにくい場所です。
ここに蓄財の星があると言う事は…、「隠し財産を作るのが得意」と観るのです。

ヘソクリ上手って事ですね♪
人体図の東に司禄星がある場合
東は社会の場所・仕事の場所です。
東に司禄星がある方は、非常に働き者です。
そして東は若い場所・とても明るい場所ですから、明るくて勤勉な性格となります。
働き者な上に明るい性格ですから、職場ではきっと頼りにされる事でしょう。
人体図の南に司禄星がある場合
南は子供・目下の場所です。
南に司禄星がある方は、子供や後輩に愛情を沢山注ぎます。
家庭では子供思い・職場では部下思いの人で、目下からの人気は厚い人でしょう。
南は伝達本能の定位置ですから、南に司禄星がある方が「自分の思いを伝えたい」と思ったら、一発何かでっち上げて目立とうとしても上手くいきませんので、地味ですがコツコツと伝えたい想いを常日頃、積み重ねていきましょう。
すると自分から働きかけなくても、あなたの気持ちは自然と周囲に伝わっている事でしょう。
人体図の西に司禄星がある場合
西は家庭の場所です。
家庭の場所でもあり、「財産が貯まる場所」とも観ます。
西に司禄星がある方は、蓄財上手になります。
家計をやりくりするのがとても上手なのです。

もし夫が西に司禄星をお持ちでしたら、家計の管理はお任せしてしまった方が良いかもしれませんね。
特に私の様に禄存星ばかりの妻に家系の管理を任せても、全然お金が貯まりませんので…(笑)

貯めるより使うのが得意って事ですね。
人体図の中央に司禄星がある場合
中央は魅力本能の定位置ですから、中央に司禄星がある方はその性質がスムーズに発揮されます。
また、家庭(身内)をとても大切にします。
派手さはありませんが、とても温厚な性格で一家を裏から支える夫・妻になります。
司禄星の性質まとめ

司禄星の性質のまとめです。
家庭的
身内びいき
堅実・信用
現実思考
真面目・地味
蓄財・貯蓄
お金に細かい
妻の星
コメントはお気軽にどうぞ!