【陰陽五行・十干】庚金・辛金の性格/性質/本能【算命学基礎講座】

十干の性質/金性(庚・辛)
ゆきうさぎ

十干の基本的な性質を紹介していきたいと思います。
今回は金性編です。

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目次

金性の性質/一覧表

方位西
季節
十干庚(陽)・辛(陰)
十二支申(陽)・酉(陰)
物質に例えると鉄鉱石/斧/刀(庚)・宝石/ハサミ(辛)
性質ドライ(乾燥)
本能攻撃本能
義徳
金性の性質/一覧表

金性は物事の終わりの場所・陰の気が始まる場所

十干の方向(算命学)
十干の方向
ゆきうさぎ

では1つずつ解説していきたいと思います。
まず方向ですが、五行には全て方向が当てはめられています。

えむりん

金性は西ですね。
季節は秋。
収穫のシーズンですね?

ゆきうさぎ

そうです。
金性は南で一番高くなった太陽が沈む場所です。
1日で言うと夕方ですから、ここから陰の気が強くなり始めます。

これらの意味から物事の結果・終わりを意味する場所になります。

えむりん

人間の一生で例えると…。

ゆきうさぎ

年をとって病気がちになり、横になる事が段々と多くなって…、肉体の寿命がやってきて亡くなる、そんな場所です。

えむりん

ちょっと寂しげな場所ですね。
そうか。
秋ってなんだかそんな季節ですものね…。

ゆきうさぎ

色は白です。
ちなみに戦争などで降伏を意味する「白旗を上げる」というのは、「もう終わりにさせてください(金性は物事の終わりを意味する場所です)」というところから来ているのです。

えむりん

そうだったんですね!
色に関する知識がまた増えました!

庚金と辛金の性格・性質

えむりん

物に例えると…、庚(かのえ)は鉄鉱石・斧・刀で、辛(かのと)は宝石・ハサミなんですね。

なんて言うか…、刃物なので攻撃的な感じがしますね?

ゆきうさぎ

金性は攻撃本能の星ですからね。
特に庚金は陽干なので、迫力があります。

相剋の関係である木性は、斧でばっさばっさと刈り取られます。
乙木の干合相手は庚金なのですが…、乙木の忌神は大抵配偶者(夫や妻)になります。
草花は刃物で切られたらおしまいなので。

辛金は陰干なので、パワーは庚金に比べれば控えめですが(ハサミなので)、頭が良いので言い合いになると理詰めで言い返してきます。

えむりん

私は乙木だから、夫で苦労するって事なのかしら…。

ゆきうさぎ

でもえむりんちゃんは最身強だから、刃物で剪定してもらった方が良さそうね♪

えむりん

え〜〜〜、なんだか怖いなぁ…。

ゆきうさぎ

土性は金性を生んでくれる関係(相性)なのですが、宿命に土性が多すぎますと、埋金(まいきん)といって土に埋もれてしまい活躍できないと観ます。

その場合庚金は埋まったまんま…、なのですが辛金は宝石ですから、「私を見て!!」とばかりに土の中から這い出してきます。

自己顕示欲が強い(プライドが高い)のです。

えむりん

そしてドライな性質なんですね。
そのままドライな性格って事で合っていますか?

ゆきうさぎ

そうですね。
春はウェットな性質でしたから、その反対になります。
あまり感情に振り回されない、そんなイメージですかね。

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金性の本能は攻撃本能

えむりん

攻撃本能という事ですが、戦う事を目的とした本能という事ですか?

ゆきうさぎ

攻撃本能と聞くと何やらバイオレンスな印象を受けるかもしれませんが、そういった意味合いだけではありません。
口で喧嘩をするのも…、もっと穏やかに言えば相手に言い返したりする(不満を言ったりする)のも攻撃本能の表れです。

えむりん

ネット上で相手を叩いたりするのも攻撃本能って事ですね?

ゆきうさぎ

そうですね。
ではそもそもどうして相手を攻撃するのでしょうか?

えむりん

何でって…、それは相手の意見が自分と違うと思った時にそうなりがちなんじゃないかな?と思いますけど…。

ゆきうさぎ

ですよね。
では言い返した相手が
「私が間違っていたわ…。」
と謝罪してきたらどんな気持ちになりますか?

えむりん

それは…、すごく嬉しい気持ちになるんじゃないですかね?

ゆきうさぎ

それはどうして?

えむりん

「自分の意見が正しかったんだ!」
って思えるから…?

ゆきうさぎ

そうよね。
算命学では相手に攻撃するのは
「相手に勝ちたい・負けたくない」
という気持ちからくるものだと考えられています。

ですから金性が強い人は、闘争心が強い・とても負けず嫌いな性格だと言い換えられます。
人に負けたくない訳ですから…、非常に努力家でその為の行動を惜しみません。

えむりん

なるほど。
攻撃本能って言葉だけ聞くとちょっと怖いイメージでしたけど、そういう意味なんですね!

ゆきうさぎ

義徳は「攻撃本能の正しい使い方」という意味合いです。
攻撃本能は正しく発揮しないと他人を傷つけてしまいます。

例えば庚金は斧や刀ですが、正しい使い方をしなければ他人を簡単に殺傷できてしまいます。

庚金は丁火で剋されて(刃物を火で鍛錬して)、初めて正しく使う事ができるのです。
ですから宿命に火性がない庚金の人は「ちょっと暴走しがち」と観る事もできるのです。

辛金は宝石なので丁火で火炙りにされたら溶けてしまいますのから、丁火は大抵忌神ですが、庚金は丁火が必要なので守護神になる事が多いのです。

同じ金性ですが、そこはやはり陰干と陽干で性質が違います。

えむりん

次回は水性(壬・癸)の性質を解説いたします♪

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